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カーテンは、部屋の中で最も面積の大きいファブリックです。壁の一面を占めるので、色を変えるだけで部屋の印象が変わります。
一方で、サイズを間違えると買い直しになる数少ないアイテムでもあります。丈が5cm足りないだけで、隙間から光が漏れ、見た目も間延びします。
この記事では、測り方・色の選び方・機能の選び方を順に整理します。
1. 測るのは「窓」ではなく「レール」

最初に、最も重要なことを書きます。カーテンのサイズは、窓ではなくカーテンレールを基準に測ります。
窓枠を測って買うと、ほぼ確実に小さすぎるものが届きます。
幅の測り方
カーテンレールの、左右の固定金具(ランナーストッパー)の間を測ります。レールの端から端ではありません。
その数値に1.05を掛けた長さが、必要な幅です。
- 2枚組の場合:
レール幅 × 1.05 ÷ 2が1枚あたりの幅 - 例:レール幅178cm → 178 × 1.05 ÷ 2 = 約93cm → 既製サイズ100cm×2枚
なぜ5%足すかというと、ぴったりだとカーテンが平らに張ってしまうためです。 ひだ(ウェーブ)が出ないと、安っぽく見えます。
丈の測り方
レールのランナー(カーテンを引っ掛ける輪)の下端から測ります。
| 窓の種類 | 測る位置 | 引く長さ |
|---|---|---|
| 掃き出し窓(床まで) | ランナー下端〜床 | -1cm |
| 腰高窓(腰の高さ) | ランナー下端〜窓枠の下 | +15cm |
掃き出し窓で1cm引くのは、床に擦れて汚れるのを防ぐためです。腰高窓で15cm足すのは、窓枠より下まで覆わないと光と冷気が漏れるためです。
既製サイズは「切り上げ」
既製品は丈が135cm・178cm・200cmなど、決まった規格しかありません。計算値に最も近い、少し長い方を選んでください。
短いものを選ぶと修正できませんが、長い場合はアジャスターフックで数cm調整できます。
2. 色の選び方
部屋を広く見せるなら「壁と同系色」
カーテンを壁の色に近づけると、壁との境目が消えて部屋が広く見えます。 賃貸の壁は白かアイボリーが多いので、生成り・アイボリー・薄いベージュが安全な選択です。
逆に、壁と対照的な濃い色を選ぶと、そこで空間が区切られて狭く感じます。
差し色にするなら「面積25%」の考え方
とはいえ、無難な色ばかりでは面白みがありません。色を入れるなら、部屋全体の配色バランスの中で考えてください。
ベース70%・メイン25%・アクセント5%という比率でいうと、カーテンは**メインカラー(25%)**にあたります。ここに色を置くなら、ラグや寝具と系統を合わせると散らかりません。
特に青色の取り入れ方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 ブルーインテリアの作り方|狭い部屋が広く見える青の取り入れ方
窓際は「明るく見える」ことに注意
店頭やネットで見た色より、窓際では明るく見えます。 光が透過するためです。
濃い色を選んだつもりが、実際に吊るすと1トーン明るく見えることがあります。サンプル生地を取り寄せられる商品なら、必ず窓際で確認してください。
迷ったらレースは白のまま
ドレープ(厚手)とレース(薄手)の2枚使いが基本です。自信がなければ、レースは白のまま、ドレープだけ色を選ぶのが失敗しません。
3. 機能の選び方
遮光は「等級」で選ぶ
遮光カーテンには等級があり、数字が小さいほど暗くなります。
| 等級 | 目安 |
|---|---|
| 遮光1級 | ほぼ真っ暗。日中も暗くなる |
| 遮光2級 | 人の顔が識別できる程度 |
| 遮光3級 | ぼんやり明るい |
| 遮光なし | 光を通す |
一人暮らしなら、2級か3級で十分なことが多いです。
1級は「昼間に寝たい」「夜勤がある」場合には有効ですが、休日に昼まで暗いままになるという副作用があります。朝の光で起きたい人には向きません。
断熱・遮熱は秋冬に効く
窓は、室内の熱が最も逃げる場所です。厚手のカーテンや断熱裏地付きを使うと、冬の暖房効率が変わります。
とくに縦長ワンルームや、窓の大きい部屋では体感差が出ます。
秋の模様替えのタイミングで、薄手から厚手に替えるのが、季節のインテリアとしても実用としても理にかなっています。
なお、市販の断熱カーテンは遮光1級のものが大半です。
明るさを保ちたい場合は、ドレープは今のままにしてレースを遮熱タイプに替えるか、断熱ライナーを後付けする方法があります。
遮像レースは1階なら検討を
外から中が見えにくいレースです。1階や、道路に面した部屋では安心材料になります。
ただし昼夜で見え方が変わるものが多く、夜に室内の明かりを点けると外から見える製品もあります。商品説明で「夜も見えにくい」と明記されているか確認してください。
4. 買う前に確認する3つのこと
① カーテンレールがあるか
物件によっては付いていません。 内見のときに天井と窓の上を確認してください。なければレールも同時に購入することになります。
② フックの種類
- Aフック:レールが見える。装飾レールに使う
- Bフック:レールを隠す。断熱効果が高い
機能性レール(一般的な白いレール)ならBフックが標準です。
③ 洗えるか
一人暮らしでは、クリーニングに出す機会は少ないはずです。「ウォッシャブル」表記のあるものを選ぶと、自宅の洗濯機で洗えます。
5. 入居初日にカーテンが必要な理由
引っ越しの記事でも触れましたが、カーテンは初日から必要なアイテムです。
家具は数日なくても生活できますが、カーテンのない部屋は、夜に室内が外から丸見えになります。防犯上の問題でもあります。
入居前に採寸し、初日までに用意しておいてください。 既製サイズが合わない窓の場合、オーダーには1〜2週間かかります。
引っ越しの記事はこちら👉 一人暮らしの引っ越し前チェックリスト|入居前にやる採寸と、家具を買う順番
6. まとめ
- 測るのは窓ではなくレール。幅はレール幅×1.05、丈はランナー下端から
- 掃き出し窓は-1cm、腰高窓は+15cm
- 既製サイズは長い方に切り上げる
- 壁と同系色にすると部屋が広く見える
- 遮光は1級でなくてよい。2〜3級で足りることが多い
- 秋冬は厚手・断熱タイプに替えると暖房効率が変わる
まずはレールを測ってください。 幅と丈の2つが分かれば、選ぶ範囲は一気に絞れます。




