※本記事にはアフィリエイトリンク(広告)が含まれます。
縦長ワンルームで最初に決めるべきなのはベッドの位置です。
理由は単純で、動かせない家具の中で一番大きいからです。シングルベッドは幅97cm×長さ195cm。縦長ワンルームの短い辺はだいたい250cm前後なので、横向きに置くと部屋の幅の4割が埋まります。
ここを決めずに他の家具から考えると、最後にベッドの置き場所がなくなります。
縦長の部屋全体のレイアウトは、こちらにまとめています。
👉 縦長ワンルームのレイアウト実例|細長い部屋を廊下に見せない4つの工夫
1. 縦長でベッドが問題になる理由
6畳の正方形に近い部屋と、縦長の部屋では、同じベッドでも占める意味が変わります。
| 部屋の形 | ベッドを置いたあと | |
|---|---|---|
| 6畳(約260×350cm) | 正方形に近い | 残りが面として残る |
| 縦長(約250×400cm) | 細長い | 残りが細い帯になる |
正方形に近い部屋なら、ベッドを置いても残った空間は「四角いスペース」です。縦長では、残るのが「細長い通路」になります。
この通路が60cmを切ると、部屋ではなく廊下になります。
2. 置き方は3パターン
A. 奥の壁に横向き(突き当たりに寄せる)
部屋の一番奥、短い辺の壁にベッドの長い面をつけます。
手前が全部空くので、デスクやソファを置く面積が最大になります。
ただし、奥に窓がある物件では窓を塞ぎます。 縦長ワンルームは窓が奥の短い辺にあることが多いので、ここは実物で確認してください。
| 向いている人 | 手前にデスクやテレビを置きたい |
| 注意 | 窓を塞がないか/ベッドに行くまでが遠い |
B. 長い壁に縦向き(通路を1本通す)
長いほうの壁に、ベッドの長い面をつけて縦に並べます。
縦長で最も素直な置き方です。 残る幅は250−97=153cm。ここに通路と他の家具が収まります。
| 向いている人 | 家具を他にも置きたい/窓が奥にある |
| 注意 | 反対側の壁に厚い家具を置くと通路が消える |
C. 入口寄りに横向き(奥を広く使う)
入口に近い側に、短い辺の壁沿いに横向きで置きます。
奥がまるごと空くので、奥に作業スペースを作れます。 窓が奥にある物件なら、一番明るい場所を生活スペースに使える置き方です。
ただしドアを開けた瞬間にベッドが目に入ります。 来客がある人は避けたほうが無難です。
| 向いている人 | 奥に窓がある/奥を仕事や趣味の場所にしたい |
| 注意 | 入口からベッドが丸見えになる |
3. 通路60cmの計算
どのパターンでも、計算は同じです。
部屋の幅 − ベッドの幅 − 向かい側の家具の奥行き = 残る通路
部屋の幅250cm、Bパターン(縦向き)の場合で計算します。
| 向かい側に置くもの | 奥行き | 残る通路 |
|---|---|---|
| 何も置かない | 0cm | 153cm |
| 収納棚(薄型) | 30cm | 123cm |
| デスク | 45cm | 108cm |
| テレビ台 | 40cm | 113cm |
| ソファ | 80cm | 73cm |
| 本棚(標準) | 30cm | 123cm |
ソファ以外なら、どれも60cmは余裕で残ります。
問題は2つ以上置いたときです。デスク45cm+ソファ80cm=125cmで、残りは28cm。ここで通路が消えます。
**縦長で守るのは「向かい側に置く家具は1つだけ」**というルールです。
家具の奥行きの選び方は、こちらで詳しく扱っています。
👉 縦長ワンルームに合う家具の選び方|奥行き5cmの差が通路を変える
4. 窓を塞ぐと、部屋が廊下に戻る
縦長ワンルームは、窓が奥の短い辺に1つだけという間取りが多くなります。
この窓が、部屋の見え方を決めています。
奥が明るいと、視線が奥まで抜けて「部屋」に見えます。 奥が暗いと、手前だけが使える空間になり、細長さが強調されて廊下に見えます。
つまり、奥の窓を塞ぐ配置は、縦長では一番避けたいということです。Aパターン(奥の壁に横向き)を選ぶときは、ここを必ず確認してください。
ベッドのヘッドボードが高いと、低い窓なら塞ぎます。 フレームを選ぶ段階で、窓の下端の高さを測っておいてください。
ベッドを選ぶ時の判断基準についてはこちらでまとめています。
👉 6畳に合うベッドの選び方|サイズ・高さ・収納付きの判断基準
5. ベッドを「仕切り」に使う
縦長ならではの使い方です。
Cパターン(入口寄りに横向き)にすると、ベッドが空間を2つに割ります。 手前が寝る場所、奥が起きている時間の場所、という分け方ができます。
6畳の正方形に近い部屋では、この分け方は作れません。細長いからこそできることです。
ただし条件があります。ベッドの横に通路60cmが残ること。 ここを割ると、奥に行けなくなります。
仕切りを強くしたいなら、ベッドの足元側に背の低いオープンシェルフ(高さ120cm以下)を置くと、視線は抜けたまま区切りだけができます。
6. 窓際と外壁側の注意
縦長に限らずですが、置き場所で結露とカビが変わります。
外壁にぴったり付けない。 5cmでも離すと空気が通ります。
窓際は冷気が落ちてきます。 冬は足元が寒くなり、結露の水分が寝具に移ります。
ベッドの置き方や結露対策についてはこちらにまとめています。
👉 6畳のベッドの位置と向き|窓・壁・入口との関係で決まる置き方の正解
7. まとめ
- 縦長では、ベッドの位置を最初に決める
- 幅97cmは部屋の幅の約4割。残るのは「面」ではなく「細い帯」
- A 奥の壁/B 長い壁に縦向き/C 入口寄り、の3パターン
- 向かい側に置く家具は1つだけ。2つ置くと通路が消える
- 奥の窓を塞ぐ配置は避ける。奥が暗いと廊下に見える
- Cパターンならベッドが仕切りになる。縦長だけの使い方
まず部屋の幅を測ってください。 250cmあるか、それより狭いか。この1つの数字で、選べるパターンが決まります。




